<軽犯罪法解説>消灯の罪(6号)

「正当な理由がなくて他人の標灯又は街路その他公衆の通行し,若しくは集合する場所に設けられた灯火を消した者」(1条6号)

消灯の対象は①他人の標灯,②街路その他公衆の通行し,若しくは集合する場所に設けられた灯火」です。

前提として夜間など周囲が暗いことが必要となるでしょう。①の例としては,交番の赤灯,火災報知器の赤灯,場所を示すネオンなどの光り物,②の例は,街路灯などです。

現代では,文字通り,炎による標灯・灯火はほぼ存在しないので,通常は電気灯になり,電気灯を消灯するとは,スイッチをOFFにすることになります。電気灯を破壊すれば,通常は器物損壊罪(刑法261条)が成立することになります。

この犯罪の検挙例もほぼありません。 (警察庁「平成29年の犯罪」の「63 軽犯罪法違反 違反態様別 検挙件数及び検挙人員」)