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<交通>赤キップと青キップ

赤キップ

交通切符制度に基づくものです。

これは刑事訴訟法第6編が定める「略式手続」と交通事件即決裁判手続法が定める「即決裁判手続」について,「交通切符」(1枚目がピンク色)という定型の書類を使用することで手続を合理化したものです。

対象となる事件は刑事罰が定められた交通事件です。赤キップによる事件が有罪となり,罰金を支払うということになれば,それは罰金刑が科されたということであり,前科(交通前科)が記録されることになります。

青キップ

交通反則通告制度に基づくものです。

あくまでも刑事罰が定められた交通事件が対象となりますが,一定の類型の犯罪については,反則行為として,刑事手続に乗せる前に道路交通法第9章「反則行為に関する処理手続の特例」の手続に乗せることにより,手続を終了させようというものです。

この手続については,「交通反則切符」(1枚目が水色)という定型の書類を使用します。

反則金を支払えばそこで手続は終了となり,交通前科ではなく,反則歴が記録されることになります。反則金を支払わなければ,通常の刑事事件の手続に移行し,有罪となれば前科(交通前科)が記録されることになります。

➡ 反則行為の種別及び反則金一覧表(警視庁)

刑事手続

赤キップの場合は最初から刑事手続であり,青キップの場合は反則金を納めないと刑事手続に移行します。刑事手続の場合は,通常の在宅事件の刑事手続と変わりません。

したがって,理由なく出頭しなければ,逮捕される可能性は十分にありますので,ご注意ください。交通違反の場合,交通違反を認知するのは警察自身であるため,警察には交通違反を証明するほぼ十分な証拠があります。交通違反の事実を争うのであれば,交通違反の疑いを覆すだけの十分な状況が必要ですので,弁護士に相談することをお勧めします。